埼玉新聞

 

<高校サッカー>昌平は小見が4得点の活躍、7年連続の4強入り 聖望学園、細田学園に競り勝ち初進出

  • 昌平―正智深谷 前半13分、昌平・小見が先制ヘッドを決める。GK佐藤

  • 細田学園―聖望学園 前半4分、聖望学園・塚田がミドルシュートを決めて先制

 (第5日、3日・浦和駒場スタジアム=埼玉新聞社など後援)

 準々決勝の残り2試合を行い、聖望学園と昌平がそれぞれ勝ってベスト4が出そろった。4強入りは聖望学園が初、昌平は7年連続7度目。

 高校総体県予選で準優勝し、初タイトルを目指す聖望学園は、初8強の細田学園に2―1で競り勝った。前半4分、左サイドの矢島からパスを受けた塚田が豪快な左足ミドルを決めて先制。同34分に斉藤のゴールで同点とされたが、後半35分に柑子木が獲得したPKを塚田が決めて勝ち越した。

 県新人大会王者の昌平は、小見が4得点の活躍で正智深谷に5―0と快勝した。前半13分、大竹の左クロスから小見のヘッドで先制。同16分、同17分にも小見のミドルシュートで追加点を奪った。後半11分には紫藤の左クロスから小見が4点目。試合終了間際にも篠田のゴールでダメを押した。

 第6日は10日、NACK5スタジアム大宮で準決勝を行い、西武台―国際学院(11時35分)昌平―聖望学園(13時35分)の組み合わせで実施される。

■昌平・小見が4得点

 昌平が小見の4得点の活躍などで正智深谷に圧勝した。

 立ち上がりから主導権を握った昌平は、前半13分に大竹の左クロスを小見が頭で合わせ先制すると16、17分にも小見がミドルシュートを蹴り込みハットトリックを達成。後半にも小見と篠田が追加点を奪った。正智深谷は3点を追う後半9分に波多野がPKを止められ、反撃ムードが断たれた。

■個の力で上回る/聖望学園

 最後は個の力で上回った聖望学園が細田学園との接戦を制した。

 聖望学園は前半4分に左サイドの矢島から浮き球パスを受けた塚田が豪快な左足ミドルを決めて先制。1―1の後半35分には途中出場の柑子木が獲得したPKを塚田が決めて勝ち越した。細田学園はサイドを起点に厚みのある攻撃を仕掛けたものの、運動量が落ちた後半は決定力を欠いた。

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