埼玉新聞

 

完売!2千個超のうなぎ弁当 浦和うなぎまつり盛況、市役所で開催 戻ってきた客たち「感謝しかない」

  • さいたま市浦和うなぎまつりでは、うなぎを炭火で焼く実演が行われた=27日午前、さいたま市役所

    さいたま市浦和うなぎまつりでは、うなぎを炭火で焼く実演が行われた=27日午前、さいたま市役所

  • さいたま市浦和うなぎまつりでは、うなぎを炭火で焼く実演が行われた=27日午前、さいたま市役所

 さいたま市の浦和名物のうなぎをPRしようと、第20回「さいたま市浦和うなぎまつり」が27日、浦和区常盤の市役所東側広場・南側駐車場で開かれた。市役所での開催は4年ぶりで、コロナ禍前と同規模で行われた。うなぎを炭火で焼く香ばしい匂いが会場に立ち込める中、多くの人でにぎわった。2千個以上のうなぎ弁当は完売。ベンチに座って早速、頬張る人の姿も見られた。

 北区の会社員江口英人さん(34)と長男の純希さん(3)は、交流サイト(SNS)を見て初めて訪れた。午前8時前に並び、うなぎ弁当2個を購入した。「コロナ禍はあまり外に出られなかったので、イベント自体が久しぶり。妻と次男が待っているので、分けっこして食べます」

 同まつりはコロナの影響で2年連続中止、昨年は規模を縮小した。今回はコロナ前と同規模で、うなぎ調理の実演や市内土産品の販売のほか、地元の子どもらが参加したステージイベントも行われた。

 市内のうなぎ料理店でつくる協同組合浦和のうなぎを育てる会事務局長の大森克敏さん(52)は「4年ぶりに市役所で開催し、皆さんに戻ってきていただいた。感謝しかない。夏に向けてうなぎを食べて元気になってもらい、伝統産業のうなぎを広めていきたい」と話していた。
 

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