埼玉新聞

 

<台風19号>浦和競馬で被災者支援レース、売上金の一部を義援金に 所属騎手の募金活動も

  • 台風19号の被災者支援のため、県騎手会による募金活動が行われた=8日午後、さいたま市南区の浦和競馬場

 台風19号の被災者を支援しようと、県浦和競馬組合(管理者・大野元裕知事)は8日、さいたま市南区の浦和競馬場で支援活動を実施した。

 この日の全11レースを「被災者支援レース」として実施し、対象レースの売上金は6億5611万4100円に上った。義援金は当初、売上金の1%とする予定だったが、県内の甚大な被災状況を考慮して、1・5%相当の984万1712円を充てた。県騎手会は同日の開門時と第10レース終了後に、浦和競馬所属騎手による募金活動を行い、7万8121円が集まった。

 場内ではJBC競走当日の4日から募金箱を設置し支援に努めている。同組合の総務課経営企画担当の石井泰三さんは「地方競馬は地域に貢献することが一つの存在意義でもある。今後も競馬関係者が一丸となり支援の輪を広げていきたい」と話した。

 集まった義援金は「令和元年台風第19号 埼玉県義援金」に寄付される。

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