埼玉新聞

 

強盗で1500万円被害 容疑で9人目逮捕、主犯格か 行方捜す捜査員、大宮のビジネスホテルで発見/県警

  • 浦和西署=さいたま市中央区上峰

 さいたま市桜区の店舗兼住宅で昨年5月、強盗が押し入り現金約1500万円を奪った事件で、県警捜査1課と浦和西署は29日までに、強盗と住居侵入の疑いで、住所職業不詳の男(34)を逮捕、さいたま地検に送検した。事件で逮捕されたのは9人目。県警は男が主犯格として犯行を計画、指示していたとみて調べている。

 逮捕容疑は、他の者と共謀して、昨年5月7日午後8時半ごろ、桜区の店舗兼住宅に押し入り、室内にいた50代男性に刃物を示して「金を出せ」などと脅迫。現金約1500万円を奪った疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、男は、指示役の一人ですでに逮捕された無職の男(24)=強盗罪などで起訴=と知り合いで、何度か連絡を取り合っていた。現場には行っていなかったが、多額の現金がある情報を知っていたとみられている。

 これまでに逮捕された容疑者の供述や通話履歴などから、昨年12月ごろ、男の関与が浮上。行方を捜していた捜査員が27日、さいたま市大宮区内のビジネスホテルで発見した。

 県警は奪われた現金の一部が男に渡ったとみて調べている。

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