埼玉新聞

 

10万円が届く!鬼滅“時透無一郎”から 市役所「意見箱」に 胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎からも届いていた

  • 29日、富士見市役所1階の「市政への意見箱」に投函されていた現金10万円入りの封筒(富士見市提供)

    29日、富士見市役所1階の「市政への意見箱」に投函されていた現金10万円入りの封筒(富士見市提供)

  • 29日、富士見市役所1階の「市政への意見箱」に投函されていた現金10万円入りの封筒(富士見市提供)

 富士見市は5月30日、漫画やアニメで人気の「鬼滅の刃」のキャラクター「時透無一郎」を差出人名にした現金10万円入りの封筒が市庁舎の「市政への意見箱」に投函されていた、と発表した。封筒には「社会福志のためにご利用下さい」とメッセージが書かれており、同市は「まちづくり寄付基金」に積立、福祉増進事業に活用したい」としている。

 市によると、封筒は縦約19センチ、横約10センチ。白地の表面に差出人名とメッセージがマジックで書かれ、ピンク色の花柄模様も施されている。現金はいずれも新札ではない1万円札10枚だった。

 5月29日午後4時ごろ、同市役所1階待合スペースに設置している「市政へのご提言・意見箱」の中を回収していた同市秘書広報課の男性職員が発見した。同課員は同日午前10時ごろにも、意見箱を回収しており、この間に投函されたらしい。

 同市では昨年2月8日と10月4日、同意見箱に「鬼滅の刃」のキャラクター「煉獄杏寿郎」と同「胡蝶しのぶ」の差出人名で、同様のメッセージが書かれた各10万円入りの封筒が投函されている。3回とも封筒は酷似し、筆跡も似ていることなどから、市は同一人物とみている。
 

ツイート シェア シェア