埼玉新聞

 

冬桜600本、神川・城峯公園で見頃 埼玉唯一の冬桜の名所、紅葉も盛り 開花に合わせライトアップも

  • 訪れた人たちを楽しませている城峯公園の冬桜=神川町矢納

 県内唯一の冬桜の名所として知られる神川町矢納の城峯公園で、晩秋から初冬にかけて開花する冬桜約600本が薄紅色のかれんな花を付け、見頃を迎えている。周辺は紅葉も真っ盛り。色彩のコントラストも楽しめる。

 標高約500メートルの城峯公園で咲き誇る冬桜の品種は「山桜紅」。別名「十月桜」で小さな八重の花を咲かせている。今季は例年より開花が早く10月中旬には咲いたという。開花に合わせ、午後4時半ごろから同8時まで、ライトアップも行っている。

 1カ月前に茨城県から戸田市に引っ越してきた薬剤師植木沙織さん(26)は「紅葉との色合いもきれいで、春の桜より落ち着いて見ることができた。夫や家族を誘って来年も来ます」と観賞を楽しんでいた。

 台風19号の影響で27日に予定していた「冬桜まつり」は中止。モミジの紅葉は24日ごろまで、冬桜は12月上旬ごろまで。

 問い合わせは、町経済観光課(電話0495・77・0703)へ。

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