<ラグビーW杯>日本代表・バル選手、母校の正智深谷高に凱旋 4年後も目指す「一緒に頑張ろう」
2019/11/19/00:00
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に日本代表として活躍したトンガ出身のバル・アサエリ愛選手(30)=パナソニック=が18日、母校の正智深谷高校(深谷市)に凱旋(がいせん)し、在校生に大会出場の報告を行った。
バル選手は「何も知らないまま日本へ来て、正智深谷が呼んでくれなかったら今の僕はない。本当にうれしい」と話した。
バル選手は15歳で来日して2007年度に同校を卒業。埼玉工業大学(深谷市)に進み、パナソニックに入社した。今大会は全試合に出場している。
加藤慎也校長とのトークで大会を振り返りながら報告。バル選手は「ベスト8は目標だった。大変な1年だったが、皆が一つになってしっかりできた」と話した。加藤校長も「真面目で一生懸命頑張る生徒だった」とバル選手の高校時代を褒めた。
試合前はしっかりご飯を食べて寝ることというバル選手は「4年後のW杯も目指したいので、皆も僕と一緒に頑張っていきましょう」とメッセージを送った。
バル選手に花束を手渡したラグビー部の3年生田中敦也キャプテン(18)は「でかい手からは力があふれてきた。バル選手のようにフィジカルなプレーがしたい」と感動していた。