埼玉新聞

 

裸に抵抗が…数少ない水着可の公衆浴場は 観光客増に備える埼玉、訪日客をサポート クレカOKの店増えて

  • サポートデスクで業務を開始したスタッフら=2日、さいたま市大宮区

    サポートデスクで業務を開始したスタッフら=2日、さいたま市大宮区

  • サポートデスクで業務を開始したスタッフら=2日、さいたま市大宮区

 コロナ禍から回復し、インバウンド(訪日客)消費の増加が見込まれる中、埼玉県物産観光協会は都内に滞在する外国人観光客に県内の観光情報を案内する「埼玉観光サポートデスク」を開設した。英語や中国語などの多言語が堪能なスタッフが対応し、東京都からの近さを生かして都内のホテルや旅行会社からの呼び込みを図っている。

 サポートデスクは1日、県物産観光協会が入るさいたま市大宮区のソニックシティビル内に開設した。スタッフ4人で対応し、2日までに外国人観光客から3件の問い合わせに商業施設や鉄道博物館などを案内したという。

 米国・ハワイ出身で統括管理者のダグラス・オリバルさん(59)は「自然を楽しめる秩父などはすでに外国人観光客に人気。埼玉にはいい場所がたくさんあるので、多くの人に来てほしい」と話した。一方で、「公衆浴場で裸になることに抵抗がある人が多いので水着可のお風呂を探しているが、なかなかない。街中での英語の情報や、クレジットカードが使える場所も増えてほしい」と課題を挙げた。

 窓口は平日午前9時~午後5時半。土日、祝日は電話、メールで対応している。問い合わせは、埼玉観光サポートデスク(電話048・788・5336)へ。

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