上里町発行の町内観光ガイド「今、上里キブン」が好評だ。3万部作製して配布を始め、約4ケ月で半分がなくなった。

　同町は県内有数の梨の生産地。小麦の生産も盛んで、全国屈指の小麦種子の産地でもある。関越自動車道「上里スマートインターチェンジ（IC）」すぐそばにある町の観光拠点「このはなパーク上里」には地元農産物直売所や大型洋菓子店、観光農園などがあり、年間100万人が訪れている。新型コロナウイルスの影響で一時減ったが、戻りつつあるという。

　これまでにも観光ガイドはあったが、町内の情報が異なるため新たに作り直した。大きさはB5判で、裏表紙を含めて16ページ。ショッピングや体験、グルメが楽しめる「このはなパーク」をはじめ、上里ならではの上里サービスエリアで堪能できるグルメ、上里の歴史の跡をたどれる神社や寺も紹介。季節ごとに観賞できる花、特産品もアピールしながら上里の良さや見どころを写真もふんだんに使って伝えている。

　花の開花については、充実した内容をインスタグラムでも発信していく。有効期限付き「このはなパーク上里」で使える共通クーポン券も付いている。

　担当した産業観光係は「まずはファンになってもらい、いずれかは上里を目指して来てもらいたい」と話している。
　
　問い合わせは、同係（電話0495・35・1232）へ。