インフル流行期に入る 年末年始にかけて患者増加か せきエチケット、手洗い、予防接種など呼び掛け
2019/11/21/00:00
県は20日、インフルエンザが流行期に入ったと発表した。せきエチケットや外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取などを呼び掛けている。
県保健医療政策課によると、患者数は今月に入ってから徐々に増加。県内258カ所のモニター医療機関からの報告数(週単位)は、第46週(11~17日)に1カ所当たり1・04人となり、県内の流行開始の指標である1・00人を超えた。流行期入りは昨年より2週早い。
インフルエンザの主な感染経路は、せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染で、空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下しインフルエンザにかかりやすくなる。
同課は「昨年のデータを見ると、これから年末年始にかけて患者が増えてくると思うので、予防の対策を取ってほしい」と、加湿器などを使用して適切な湿度(50~60%)を保つことや予防接種などを勧めている。