埼玉新聞

 

同じ男から1日3回配車依頼…場所の情報を警察に、容疑者摘発に貢献 岩槻署、タクシー会社に感謝状

  • 感謝状を贈られた(左から)昭和タクシーの明野真久さんと冨山楓さん、山崎満署長=岩槻署

 振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、岩槻署は昭和タクシーの冨山楓さん(24)と同社代表取締役の明野真久さん(51)に感謝状を贈った。

 同社は、岩槻署から「11日午前11時ごろから、蓮田市の80代女性宅に、金融機関職員を装ってキャッシュカードを奪う詐欺被害が発生した。同地域への配車依頼があった際は、警察に通報してほしい」と情報提供依頼を受けた。

 当時、社内で窓口を担当していた冨山さんは、同じ男に1日3回配車依頼を受けていたことに気付き、上司に報告。警察に配車場所の情報を提供し、容疑者の摘発に貢献した。

 明野さんは「今後も警察と協力体制を築き、社員らに詐欺被害防止について指示教養していきたい」と話した。

 山崎満署長は「適確な情報提供のおかげで、早期の犯人逮捕に繋がった。今後も振り込め詐欺の被害防止に協力してほしい」と感謝した。

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