埼玉新聞

 

大宮ですしディナーショー 本マグロを目の前で解体、握りたての大トロなど味わう「今までで一番」

  • 刃渡り約120センチの包丁を駆使し、参加者の目の前で2人がかりで本マグロをさばいていく解体ショー=25日夜、さいたま市大宮区

 全長約130センチ、重さ51・2キロの本マグロを目の前で解体し、握りたてのすしを口の中へ―。県鮨商生活衛生同業組合(関根利明理事長)の「すしディナーショー」が25日夜、さいたま市大宮区で開催され、約130人の参加者はすし職人が握ったばかりの大トロなどを存分に味わった。

 刃渡り約120センチのマグロ包丁やのこぎりを駆使し、「カネカ一(いち)水産」の福岡元生さん、佐々木勇治さんがマグロの解体を始めると、周囲はカメラを手に多くの人だかり。参加者はその場で職人が握ったすしをほお張り、笑顔を見せた。

 マグロの解体を熱心に見ていたさいたま市大宮区の小学5年平沢蓮花さん(11)は「解体にのこぎりを使うなんてびっくり。マグロは甘くて、とろっとしていて、今まで食べた中で一番」とにっこり。

 今年で9回目の「すしディナーショー」。野菜すしなど工夫を凝らした創作を続ける埼玉は、全国すし商生活衛生同業組合連合会(全国すし連)が年1回開催する全国大会の3年後の65回大会開催地にも決まっている。関根理事長は「すし好きがたくさんいることを実感でき、今年も大成功。全国大会に向けて弾みが付きました」と盛況ぶりに目を輝かせていた。

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