埼玉新聞

 

好評の竹あかり、まちのにぎわい創出 宮代で桜並木沿いに竹アート設置、1日から点灯 20年1月まで

  • 試験的に点灯した今年の竹あかり(春日部工業高校提供)

 宮代町商工会館脇の桜並木で、1日から竹あかりが点灯する。地元の竹を使って制作した約80本の竹アートを約60メートルの区間にわたり桜並木沿いに設置する。同町商工会と同町によるまちのにぎわいを創出と環境保全を目指し実施する。

 同商工会は、同町には竹が多く生育しているため、栃木県那須塩原市や宇都宮市などの事例を参考に、竹を活用したまちおこしを検討。昨年、同町のサマーフェスタや杉戸町の古利根川流灯まつりなどで試験的に実施し好評だったため昨冬から実施している。竹あかりの制作やデザインは、春日部工業高校と宮代高校の協力を得た。

 生徒指導に当たっている春日部工業高校の富沢健一教諭は「光の出し方など先方からの要望を実現するため試行錯誤しながら取り組んでいる」と話す。今年は、区間中央部にオブジェを設け、さらに楽しんでもらえるよう演出を凝らす。

 同商工会は「東武動物公園でも同時期にイルミネーションを開催しているので、町の回遊性を高めることに寄与するのでは」と話す。2020年1月31日まで。午後5時~同9時まで毎日点灯。

 問い合わせは、同商工会(電話0480・35・1661)へ。

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