埼玉新聞

 

<秩父夜祭>アンティーク銘仙など並ぶ 絹市が夜祭で復活、来場者でにぎわう 秩父銘仙で訪れる人も

  • 秩父銘仙を着用して絹市に訪れる人の姿もあった=2日午後0時5分ごろ、秩父市番場町

 秩父夜祭に合わせ「秩父夜祭絹市~ちちぶめいせんマルシェ~」が2日、秩父市番場町の買継商通りと黒門通りで始まった。秩父夜祭で実施されていた絹市を復活させ、絹産業の振興を図ることが目的。初日は秩父銘仙を着用して訪れる人もいて、大勢の来場者でにぎわいを見せた。

 かつて絹産業は秩父の主要産業で、秩父夜祭では大きな絹市も立ち、年間最大の絹取引が行われていた。現在も伝統を継承する織元が市内で生産を続けており、絹産業を盛り上げようと、2016年から同絹市が開催されている。

 13年に国の伝統的工芸品に指定され、秩父を代表する絹織物である「秩父銘仙」などの絹関連商品を展示販売。昔のアンティーク銘仙や現在織られている銘仙などが並んでいるほか、秩父夜祭で秩父銘仙を着用している中町の歴代の秩父銘仙も展示している。

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