大宮署は6日、さいたま市北区の無職女性（85）がキャッシュカード1枚と通帳1通を盗まれたと発表した。

　同署によると、5日午前11時45分ごろから数回、女性方に百貨店員や銀行協会職員を名乗る男から「あなたのクレジットカードが偽造されている」「新しいカードを作る必要があるので、銀行協会の職員を向かわせる」などと電話があった。同日午後3時ごろ、銀行協会職員を名乗る男が女性方を訪れ、「封印のために印鑑が必要」と言い、女性がその場を離れた隙に、キャッシュカード1枚と通帳1通をすり替えて盗んだ。

　帰宅した長男が被害に気付き110番した。男は中年で細身の体格、黒っぽい服装だったという。