埼玉新聞

 

インフル流行注意報、昨季より3週早く 川口、朝霞、南部保健所エリアで多く さらなる拡大の予想、注意を

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は11日、11月中旬に流行期入りしたインフルエンザの患者数増加に伴い、流行注意報を発令した。注意報の発令は昨季より3週早く、2010年シーズン以降で最も早い注意報発令となった。県は予防のため、せきエチケットや手洗いの励行、適度な湿度の保持などを呼び掛けている。

 県保健医療政策課によると、県内258カ所の定点医療機関からの報告数(週単位)は、第49週(2~8日)に1カ所当たり前週の5・84人から11・26人に増加し、県が定める注意報の基準値である10人を超えた。

 保健所管内別で1定点当たりの報告数が多いのは、川口市保健所が16・35人、朝霞保健所が16・09人、蕨市と戸田市を管轄する南部保健所が16・00人だった。同課は「今後、県内における流行のさらなる拡大が予想されるので注意が必要」としている。

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