埼玉新聞

 

さいたま市立病院が竣工式、新病院の門出祝う 地域の基幹病院、29日に開院 外来診療は年明けから

  • 竣工式でテープカットに臨む関係者=14日午前11時ごろ、さいたま市緑区三室の市立新病院

 さいたま市の基幹病院として建て替えを進めていたさいたま市立病院(同市緑区三室)が完成し、竣工(しゅんこう)式が14日開かれた。29日に開院、年明け1月6日から外来診療を開始する。

 新病院は本館地上10階建て、建築面積約9千平方メートル、637床。救急や急性期、がん、周産期などの医療の充実を図っている。ロボット医療やサイバーナイフなど最先端の技術も導入する。

 同病院は1953(昭和28)年、浦和市立伝染病院として診療を開始。浦和市立病院、さいたま市立病院と名称を変更。建物の老朽化に伴い、敷地内に、新病院を建設した。

 この日は竣工式と内覧会が行われ、関係者が新病院の門出を祝った。清水勇人市長は「地域の基幹病院として市の医療水準の向上に貢献していきたい」とあいさつ。窪地淳院長は「市民にとって、地域の誇りとなり、信頼される病院にならなければならない」と述べた。

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