秩父産のユズでユズこしょう製造 秩父・吉田でユズの皮むき、さわやかな香りに包まれ作業進む
2019/12/15/00:00
秩父市のちちぶ観光機構は今年の秩父産のユズでユズこしょうの製造を始めた。同市上吉田の吉田高齢者生産活動センターでユズの皮むきが行われており、さわやかな香りに包まれながら作業が進んでいる。皮むき作業は20日まで続く。
ユズこしょうは猿がユズを越冬の餌にするため、県秩父農林振興センターの呼び掛けで商品化。今年はユズ1・3トンを収穫した。ユズと唐辛子、塩を調合し、2週間熟成させて風味の良いユズこしょうが完成する。今年のユズを使った商品は来年1月から道の駅龍勢会館などで販売される。
同社の本多秀夫取締役(66)は「今年のユズは不作だが、ユズこしょうは人気で、売り上げも年々伸びている」と話していた。