刑務所のガラス壊し、刑務官に傷負わせる 容疑で元受刑者を逮捕 別の刑務官に平手打ちも/川越少年刑務所
2019/02/03/00:00
刑務所内で窓ガラスを壊し刑務官にけがを負わせるなどしたとして、川越少年刑務所は2日までに、器物損壊と傷害、公務執行妨害の疑いで、50代の元受刑者の男を逮捕し、さいたま地検川越支部に送検した。
逮捕容疑は昨年12月17日午前10時5分ごろ、同刑務所の個室で、備え付けのついたてを投げ付けて窓ガラス(3万1320円相当)を損壊、飛散したガラスで40代男性刑務官の額や首に1週間のすり傷を負わせた疑い。また、同月20日午前10時5分ごろ、居室棟通路で、30代男性刑務官の顔を平手で打つ暴行を加え、職務執行を妨害した疑い。
同刑務所によると、ついたてはトイレの目隠し用で高さ79・5センチ、幅75センチ。個室の入り口脇にある視察用の窓に投げ付け、外にいた刑務官にガラスが当たった。平手打ちは移動のために刑務官が監視している際に起こったという。
男は普段から態度が良くなく、取り調べに応じていないという。当初の刑期を既に終えたとしている。