現金1千万円、64歳女性が手渡す被害 現金の追加求められ、訪れた金融機関の職員が通報、発覚/越谷
2019/02/03/00:00
越谷署は1日、越谷市の無職女性(64)が手渡し詐欺で現金1千万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、1月30日午前10時ごろ、女性宅に弟や鉄道会社員をかたる男らから「置引の被害に遭い、会社の契約書や携帯電話を盗まれた。鉄道会社に届け出た」「弟さんから連絡がありました。財布が見つかりました」「会社の小切手1千万円分も盗まれた。これがないと契約できない。お金を準備できないか」などと電話があった。信じた女性は同日正午ごろに自宅付近で、31日午後2時ごろに東武スカイツリーライン梅島駅近くの路上で、それぞれ弟の会社の同僚を名乗る男に、合計で1千万円を手渡した。
1日も弟を装った男から電話で追加の現金を求められ、女性が金融機関を訪れ600万円を下ろそうとしたが、不審に思った金融機関の職員が署に通報し、発覚した。