カラフルに輝くクラゲで最優秀賞 東秩父の6年生、日本版画会展で受賞 色のグラデーション良いと評価
2019/12/30/00:00
東秩父村立槻川小学校6年の高野(こうの)志成君(12)は今秋、東京都の東京都美術館で開かれた「第60回記念 日本版画会展」(主催・日本版画会、後援・文化庁、東京都)の小学生高学年の部で最優秀賞に輝いた。
高野君の祖父母が版画家で、保育園児のころ「やってみるかい」と声を掛けられたのが切っ掛けで始めた。小学3年生の時、同公募展で児童・生徒の部が創設された。4年生で、自宅にあった素焼きの「土偶」を題材に出品した作品が努力賞、昨年は白馬の置物を描いた「走り回る馬」で優秀賞を受賞した。
今回は「カラフルに輝くクラゲ」が、小学生高学年の部の最優秀賞に輝いた。
東京・池袋の水族館に家族で行った際、印象に残ったクラゲを作品にした。図鑑を参考に、夏休みに集中して仕上げた。「色のグラデーションが良かった」と評価された。本格的な木版画。「版画を彫り、(作品が)刷り上った時が一番うれしいです」と笑みを浮かべた。
なお同展では、同村の東秩父中学校3年の小林結香さんが中学生優秀賞、関根拓海さんが同記念賞を受賞した。