埼玉新聞

 

<高校野球>シード校の戦力分析 課題克服した川口、エース遠田ら期待 打線は武居など攻撃パターン多彩

  • 【ちなみ】野球場=イラスト

    高校野球シード校分析、Dシード川口は課題克服

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 第105回全国高校野球選手権記念埼玉大会は8日、145チーム(156校)が参加して開幕する。初の甲子園出場を目指す昌平と2年ぶりの王座奪還を狙う浦和学院がAシード。春季県大会4強の大宮東と市川越がBシード、上尾、狭山清陵など同8強の4校がCシード、花咲徳栄、山村学園など同16強がDシードに収まった。大会を目前に控え、最終調整に励む16校の戦力を、組み合わせ順に4回に分けて分析する。

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■守備力の課題を克服/Dシード川口

 今春は新チーム発足時から力を入れてきた打線が実って16強入り。だが、4試合で27失点と守備力に課題が残った。鈴木監督は「失点が多かったことを反省し、ディフェンス面の整理ができてきた」と準備は整った。

 粗さはなくなり、洗練された守りは、エース右腕遠田と捕手土屋の3年バッテリーに、2年生が内野を固める。エース遠田は球の切れと制球力を武器に丁寧に打ち取る。直球に力強さがある井上、184センチの長身右腕三島が2番手以降で登板する。球数制限を踏まえて、右腕西山と左腕渡辺もマウンドに上がる可能性が高い。

 打線は勝負強さがある武居、遠田、土屋の2~4番に、7番寺垣、8番浜本ら下位にはバントなどの小技ができる選手が並び、攻撃パターンは多彩だ。
 

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