県内最古の歴史誇る熊谷鳶組合が“はしご乗り” 出初め式で俊敏に披露 詰め掛けた見物客を沸かせる
2020/01/07/00:00
浦和の鳶(とび)組合と並んで県内最古の歴史を誇る熊谷鳶組合(斉藤幸男組合長)は6日、熊谷市内で出初め式を開いた。若手鳶でつくる若睦会のメンバー25人がはしご乗りの妙技を披露し、詰め掛けた見物客を沸かせた。
地元鎮守の高城神社で祈願祭を行った後、市役所前など中心市街地13カ所を巡回。干支(えと)のネズミのような俊敏な身のこなしで高さ約6・5メートルのはしごに上り、遠見や亀、しゃちほこなどのポーズを次々と決めていった。
熊谷の鳶は江戸末期に定着し、大正2(1913)年に組合が発足した。出初め式は新春の恒例行事になっている。斉藤組合長は「若手鳶の芸を楽しんでもらい、皆さんが大過なく一年を過ごしてもらえたら」と話していた。