大麻草24本、自宅マンションで栽培した疑い 容疑の男2人再逮捕 大麻栽培との情報で家宅捜索/県警
2020/01/10/00:00
越谷市内の住宅で大麻を栽培したとして、県警組織犯罪総合対策本部と越谷署、関東信越厚生局麻薬取締部の合同捜査班は9日、大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで、越谷市蒲生西町、無職の37歳男、同市蒲生茜町、無職の40歳男=いずれも同法違反(営利目的所持)罪で起訴=を再逮捕した。県警は同日までに、40歳男の自宅マンション一室など越谷市内の住宅3カ所に設けられた大麻プラントを摘発し、栽培中の大麻草計74本、末端価格計約828万円相当の乾燥大麻や覚醒剤などを押収。37歳男を中心に栽培、密売していたとみて実態の解明を進める。
再逮捕容疑は共謀の上、営利目的で昨年11月27日、40歳男の自宅マンション一室で大麻草24本を栽培した疑い。県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。
県警薬物銃器対策課によると、越谷市内で大麻を栽培しているとの情報があり、同日、40歳男の自宅、37歳男が使用していた同市伊原2丁目の一戸建て住宅、同市蒲生西町1丁目のアパート一室の計3カ所を家宅捜索。乾燥大麻194グラム(末端価格約97万円相当)を所持していたとして37歳男を、同321グラム(同約160万円相当)を所持していたとして40歳男を、いずれも大麻取締法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
40歳男の自宅からは覚醒剤95グラム(末端価格約570万円相当)も見つかったほか、3カ所から大麻をビニール袋で小分けする密封パック器や栽培用の照明器具、水耕用具などを押収した。
男らは地元の仲間で、県警は37歳男を主犯格として数年前から大麻を栽培し、密売していたとみて調べている。