セブンペイを不正利用、加熱式たばこをだまし取る 容疑の男女2人逮捕「詐欺と思わなかった」/春日部署
2020/01/17/00:00
スマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」を不正利用して加熱式たばこをだまし取ったとして、県警サイバー犯罪対策課と春日部署は16日、不正アクセス禁止法違反と詐欺の疑いで、千葉県市川市北方町4丁目、いずれも中国籍の大学生の女(21)と男(23)の男女2人を逮捕した。
逮捕容疑は昨年7月3日、春日部市の女性(59)と北海道の50代女性のIDとパスワードを利用してセブンペイに不正アクセス。千葉県船橋市内のセブン―イレブン2店舗で、加熱式たばこのカートリッジ計27カートン(計13万5千円相当)をだまし取った疑い。
同課によると、容疑者2人は交際しており、女がコンビニを訪れて購入を申し出る「買い子」役、男が運転手役とみられている。
春日部市の女性から同日、春日部署に届け出があり、防犯カメラの捜査などから女らの関与が浮上した。
セブンペイは不正アクセス問題などが相次ぎ、昨年9月末にサービスを終了している。
女は「不正アクセスや詐欺に当たるとは思わなかった」と容疑を一部否認。男は容疑を認め、「ネットで知り合った人から頼まれた」と供述しているという。
被害女性2人のアカウントには中国国内のアドレスからアクセスされた形跡があり、県警は中国にいる何者かが女性らのIDなどを不正に入手し、女らに犯行を指示したとみて調べている。