埼玉の私立高校、平均倍率は3・75倍 県が入試の応募状況を発表、全日制の応募者は2年連続で減少
2020/01/17/00:00
県は16日、2020年度の県内私立高校の入試応募状況(中間)を発表し、全日制では前年と同じ47校の募集人員1万4452人(前年度比237人減、内部進学者除く)に対し、前年比2892人減の5万4202人が応募した。平均倍率は3・75倍。
県学事課によると、倍率が最も高かったのは前年より募集を85人減らし75人とした栄東高校で32・30倍。開智高校(10・02倍)、立教新座高校(7・47倍)が続いた。栄東は5年連続で最高倍率となった。
県内私立高校全日制の応募者は2年連続で減少。一方で中学校卒業予定者進路希望状況調査(県教育局が14日発表)では、県内私立高校進学希望者は1万713人(508人増)と続伸し、卒業者全体に占める割合は1965年の調査開始以来最高の17%となった。
同課は「入試応募状況は進路希望調査と異なり、生徒1人が複数の学校を受験する場合に複数人と数えている」と説明した。
入試(帰国生入試を除く)は22日から。学校ごとの応募状況は県のホームページでも確認できる。