埼玉新聞

 

川口で死亡ひき逃げ、九州まで逃走…容疑の男逮捕 男と友人から川口署に電話、事故車両に乗って出頭

  • 川口署=川口市西青木

 川口市で1月31日、高齢男性がはねられ死亡したひき逃げ事故で、県警交通捜査課と川口署は5日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、春日部市備後西5丁目、とび職の男(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は、31日午後8時5分ごろ、川口市並木3丁目の県道で乗用車を運転中、同市の会社役員奥山篤弘さん(86)をはねて死亡させ、そのまま逃走した疑い。

 同課によると、現場に残された車の部品や付近の防犯カメラの捜査などから、男が浮上。今月1日、友人と本人から同署に「川口で人をひいたかもしれない」「あとで出頭する」などと電話があり、九州地方まで逃走していたことが判明した。男は4日午後7時50分ごろ、事故車両に乗って同署に出頭。「人をはねた」と容疑を認めているという。

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