埼玉新聞

 

熊谷よりも暑かったのは…埼玉県内、全観測地点で猛暑日 鳩山39・6度、所沢39・4度 きょうも警戒を

  • 約16団体が参加して踊りを披露した「浦和おどり」=16日午後6時半ごろ、埼玉県さいたま市浦和区の旧中山道

    約16団体が参加して踊りを披露した「浦和おどり」=16日午後6時半ごろ、埼玉県さいたま市浦和区の旧中山道

  • 約16団体が参加して踊りを披露した「浦和おどり」=16日午後6時半ごろ、埼玉県さいたま市浦和区の旧中山道

 3連休の2日目となった16日、埼玉県内は高気圧に覆われた影響で各地で気温が上昇し、鳩山町で39・6度を観測するなど猛烈な暑さとなった。

 熊谷地方気象台によると、最高気温は、所沢市で39・4度、熊谷市で38・9度、さいたま市で38・7度、寄居町で38・5度、越谷市で38・3度、秩父市で38・2度、久喜市で38・1度を記録。県内の観測地点8カ所のうち、7カ所で今年の最高気温を更新し、全地点で35度以上の猛暑日となった。

 気象庁と環境省は同日、熱中症警戒アラートを20都県21地域に発表。厳しい暑さは17日も続く見込みだ。

■音楽パレード「猛暑」で中止 4年ぶり「浦和おどり」は夕方に

 浦和まつりの「浦和おどり」が16日、さいたま市浦和区の旧中山道で、4年ぶりに開催された。多くの人が沿道で手を振ったり、写真を撮影して楽しんでいた。小中高校生が参加する音楽パレードは、市内の最高気温が38・7度と35度以上の猛暑日を記録するなどしたため中止した。

 浦和おどりは今年、熱中症対策で、時間を遅らせて午後5時半から開始。約16団体が色鮮やかな浴衣姿やそろいの衣装で踊りを披露した。清水勇人市長も飛び入り参加した。浦子連の先頭で踊った市立常盤小学校4年の宮内凛さん(9)は初めての参加。ダンスを習っていて、自宅で練習を重ねてきた。「楽しかった。みんなが全力を出し切れたので良かった」と話していた。

 浦和おどりは新型コロナウイルスの影響で、2020年から中止していた。浦和まつりは、23日に「みこし渡御」が旧中山道で、「浦和よさこい」がJR南浦和駅東口駅前通りで行われる。

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