交際の男女に有罪判決、ご当地ナンバー盗む 男が窃盗、女は見張り…換金目的で数カ月間、常習的に/地裁
2020/02/06/00:00
加須市などで「ご当地ナンバー」を盗んだとして、窃盗の罪に問われた熊谷市、無職新田唯斗被告(22)と無職徳永実穂被告(23)の判決公判が5日、さいたま地裁で開かれた。
新井紅亜礼裁判官は新田被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を、徳永被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)を言い渡した。
判決理由で新井裁判官は「換金目的で数カ月間にわたる常習的な犯行」と指摘。窃盗の実行行為を担い、交際相手の徳永被告に見張りをさせるなどした新田被告の刑事責任を「共犯者の中で最も重い」とした。
徳永被告については従属的な立場を認める一方で、繰り返し犯行に関与した点や新田被告と生計を共にして間接的に利益を得ていた点などを指摘した。
判決によると、両被告は少年の共犯者と共謀して、2019年5~7月にかけて、加須市や北本市などのマンション駐輪場に置かれたミニバイクからナンバープレート計7枚を盗んだ。