埼玉新聞

 

接骨院長を再逮捕、詐欺の疑い 十数回通った女性を百十数回通ったことにして保険協会から現金詐取/県警

  • 川越署=川越市大字大仙波

 保険会社から施術料名目で現金をだまし取るなどしたとして川越市の接骨院院長の男が逮捕された事件で、県警捜査2課と川越署は5日、詐欺の疑いで、川越市藤間、「ふじひろ接骨院」院長の柔道整復師の男(43)=同罪などで起訴=を再逮捕した。逮捕は4回目。

 再逮捕容疑は、けがで通院した川越市の40代女性の通院日数を水増しして2017年7月ごろから18年3月ごろまでの間、全国健康保険協会(健保)から施術料として現金約19万円をだまし取った疑い。「水増しして請求した記憶はない」と容疑を否認しているという。

 同課によると、女性は同院に十数回通ってマッサージや治療を受けたが、男は百十数回通ったことにして請求した。

 県警は昨年11月から今年1月にかけて、詐欺と詐欺未遂容疑で、男を3回逮捕。押収した受付簿やカルテなどの精査から今回の犯行が浮上した。これまでに保険会社などからだまし取った現金は計約104万円に上るという。

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