埼玉新聞

 

ラグビー協会で横領の女、容疑で再逮捕 選手の強化費などから21万円横領の疑い 帳簿も改ざん/県警

  • 熊谷署=熊谷市石原

 県ラグビーフットボール協会が管理する現金を着服したとして元事務局員の女が逮捕された事件で、県警捜査2課と熊谷署は5日、業務上横領の疑いで、行田市斎条、無職の女(52)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は協会事務局員として勤務していた2017年8月から18年4月までの間、協会名義の預金口座から出金した現金計21万円を横領した疑い。「間違いない」と容疑を認めているという。

 同課によると、女は熊谷市内と行田市内に設置された現金自動預払機(ATM)で現金計70万5千円を引き出し、うち11万円を自らの口座に入金。10万円をそのまま着服した。生活費などに充てていたとみられている。

 横領した現金は講習やイベント、選手の強化費として県から交付された補助金の一部だった。女は発覚を免れようと、協会の帳簿を改ざんしていたという。

 県警は1月16日、協会の現金約40万円を着服したとして、女を逮捕。協会の資料や女の口座の精査などから今回の犯行が分かった。協会は約902万円の使途不明金があったと明らかにしており、県警は余罪もあるとみて調べる。

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