知人女性に執ようにメールを送るなどしたとして、埼玉県議がストーカー規制法違反容疑で書類送検された事件で、県警の警察官に脅す内容のメールを送信していたとして、県警は7日、脅迫の疑いで、元県議（36）をさいたま地検に書類送検した。「間違いない」と容疑を認めているという。

　県警人身安全対策課によると、書類送検容疑は昨年8月23日、事件を担当した警察官の携帯電話に、「ふざけるな。おまえや女性らをぶっ殺す」などという内容のメールを送り、脅迫した疑い。

　元県議は、知人の40代女性が住む家に押し掛け、女性の夫に暴行を加えたほか、女性の携帯電話に数十回のメッセージを送るなどしたとして、昨年8月22日、ストーカー規制法違反と暴行の疑いで書類送検されていた。

　事件は同月22～23日にかけて報道。元県議が警察官に送ったメールは1回で、事件が報道されたことに激高しているような内容だったという。メールの中に女性や夫に対する脅迫の言葉も含まれていた。

　元県議は2011年4月の県議選で初当選。事件当時は自民党会派に所属し、2期目だった。書類送検後の昨年11月、体調不良を理由に辞職した。