ヤオコー西大宮店オープン、県内では86店舗目 子育て世帯に照準、夕方の総菜やベーカリーの販売強化
2019/02/08/00:00
食品スーパーのヤオコー(川越市)は7日、さいたま市西区西大宮4丁目に「西大宮店」を開店した。県内では86店舗目、さいたま市内では12店舗目となる。
新店周辺は、2009年のJR川越線西大宮駅(さいたま市西区)の開設後から、マンションや戸建て住宅の建設が進み、子育て世代を中心に新規住民が増加している。これらの住民の、買って帰宅後にすぐ食べられる「即食」需要の掘り起こしへ、夕方の時間帯に総菜などを充実させる。
年間売上は初年度で17億円を目指す。
新店は、同駅から北に約900メートルに位置し、敷地面積は約1万2千平方メートル、売り場面積は約1900平方メートル。駐車場は156台確保した。主要商圏は周辺3キロ圏内の約5万7千世帯を想定。同圏内に多い60歳以上、子育てや共働きの2~3人世帯をターゲットに集客を図る。
品ぞろえは約1万4千点。主要客と見込む子育てや共働き世帯らの夕食利用を促進させるため、夕方以降の総菜や焼きたてパンのベーカリー部門の販売を強化。500円程度で買える弁当の品ぞろえを充実させたり、同時間帯に合わせ焼きたてパンを提供するなど、帰宅後にすぐ食べられる「即食」商品の訴求を図る。
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の発効で、ワインの輸入関税が撤廃されたことを受け、ワインの販売も強化。取り扱うアルコール類に占めるワインの構成比を他店舗より2%ほど高めた。同社が注力する直輸入ワインを軸に、ワインやチーズなど関連食品の販売を押し進める。