埼玉新聞

 

角川武蔵野ミュージアム、所沢で6月プレオープン 隈研吾さん設計 ところざわサクラタウンは7月オープン

  • むき出しの荒い石の肌が特徴の角川武蔵野ミュージアム=27日午後、所沢市東所沢和田

 出版大手KADOKAWAが所沢市東所沢和田に建設中の「ところざわサクラタウン」内に6月開館する「角川武蔵野ミュージアム」の外観が27日、報道陣に公開された。建物の竣工(しゅんこう)は4月末予定。

 ミュージアムは図書館と美術館、博物館が融合した施設で建築家の隈研吾さんが設計した。建物は地上5階建てで高さ約30メートル、総床面積は約1万2千平方メートル。

 外壁には1個50~70キログラムの花崗(こう)岩を約2万枚使用していて、外観は三角形の面を組み合わせて構成されている。複雑な凹凸は太陽光の当たる角度によって見え方が異なるようになっている。

 建物を施工した鹿島建設工事事務所の中村将門副所長によると、建物の外観は手すりなどの工事を残し、ほぼ完成した状態。内部では現在もオープンに向けて工事が続いている。

 角川武蔵野ミュージアムは6月6日にプレオープン、ところざわサクラタウンは7月17日にオープンする。

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