<新型肺炎>長期休校、子ども持つ看護師ら「これから先に不安」 戸田の病院、院内で対応も長期化懸念
2020/03/01/00:00
男女の看護師530人が働く戸田市本町の戸田中央総合病院。看護師を束ねる看護部長、倉持玲子さん(57)は「外来部門では看護師60人中20人が小学校低学年の母たち。小学校の長期休校でも当面はしのげる見込みが立った。でもこれから先に不安が大きいですね」と語る。
当面、外来患者受け入れを制限するような事態にはならず、しのげる見込みという。しかし休校がさらに長期化し、学校や学童保育などがどうなるかと心配の種は尽きない。
小学校入学前の子については看護師や医師を含めた職員たちのための院内保育園が強力なバックアップとなっている。近くにある病院付属たんぽぽ保育園は、委託された民間のアートチャイルドケア社が運営している。看護師など職員ら100人の0歳から入学前の子どもを150人預かる。
土曜の昼下がりは、平日より少なめだが、幼い子どもたちが元気に走り回っていた。佐藤由起子施設長は「夜勤の看護師の子は夕方から朝まで。毎日24時間365日預かってます。職員は30人で、一生懸命やってます」と話した。