埼玉新聞

 

<新型肺炎>今月末で閉校の大宮西高校、最後の卒業式が延期か中止 さいたま市教委、今後の状況で判断

  • 大宮西高卒業式の7日の実施見送りについて説明するさいたま市教育委員会の細田真由美教育長=6日午前、さいたま市教育委員会

 さいたま市の市教育委員会は6日、細田真由美教育長が臨時会見し、生徒の親族に新型コロナウイルス感染症の陽性反応者が出たとして、7日に予定していた市立大宮西高校の卒業式について、予定通りの実施を見送ると発表した。

 5日夕方に生徒の家族から校長に連絡があり、同日夜、学校と市教委が協議して見送りを決めた。239人の卒業予定者には、メールや電話で連絡する。式の日程を延期して実施するか、あるいは中止にするかどうかについては、今後の状況を見て判断するとしている。

 大宮西高は昨年4月に中等教育学校に改編され、今月末で閉校する。在校生は3年生のみで、1月24日の共通登校日以降、授業は行われず、自宅研修が行われていた。7日に予定していた卒業式は、同高最後の卒業式として、卒業生と教職員のみが出席して行われることになっていた。

 細田教育長は「大宮西高最後の卒業式を予定通り挙行できないことになってしまい、誠に残念。生徒の安全を第一に考え、このような判断に至った」と話した。

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