埼玉新聞

 

<新型肺炎>新たに7人感染 越谷で5人…感染者の家族、出勤も 感染者と同僚の入間男性、新座女性も感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県と越谷市は14日、男女7人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち越谷市の5人はいずれも12日に感染が確認された70代女性と同居する家族で、濃厚接触者としてPCR検査した結果、13日夜に全員の陽性が判明した。県内の感染者は計32人(チャーター便の帰国者含む)で、このうち8人が退院している。

 越谷市によると、息子夫婦と3人姉妹の孫の感染が確認された。息子夫婦と高校生の孫に発熱などの症状があり、中学生と小学生の孫は無症状だった。現在5人に症状はなく、医療機関に入院している。

 2月25日に高校生の孫に38度の発熱や喉の痛みが見られ、26日に市内の医療機関を受診。27日まで自宅で療養していた。40代の妻は27日、39度の発熱などの症状で同じ医療機関を受診。今月7日まで療養した後、8日から12日午前まで、自家用車で県内の職場に出勤した。40代の息子も2月29日に39度の発熱などで同じ医療機関を受診。3日まで自宅療養し、4日から12日まで県内の職場に自家用車で出勤したという。女性を含む家族6人に渡航歴はない。

 県によると、入間市の30代男性会社員と新座市の20代女性会社員の感染を確認した。2人は都内の会社の同じ部署に勤務する同僚で、県外在住の同じ部署の社員1人の感染が確認されている。

 2人は14日の検査で陽性が判明。30代男性は10日から仕事を休んでいた。20代女性は4、8、9日に出勤していた。女性と同居する父親と姉はせきがあり、15日以降に検査を予定している。

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