埼玉新聞

 

<新型肺炎>北欧旅行や留学、出張の男性ら感染 埼玉で新たに4人確認 いずれも容体は安定

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は19日、県内に住む男性4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県などが確認した感染者は42人(チャーター便帰国者含む)で、このうち10人が退院した。4人はいずれも容体が安定しており、19日に入院した。

 県内で勤務の春日部市の50代男性は8日に39度の発熱。一時下がったが、12日と15、16日にも発熱した。車で県内医療機関を3度受診、医師が帰国者・接触者相談センターに連絡し、PCR検査で陽性となった。同居家族1人に症状はないという。

 狭山市の20代大学生の男性は16日に留学先の英国から帰国。機内でだるさなどの体調不良があったが成田空港の検疫で申告しなかった。空港から所沢までバス、所沢からは車で帰宅。帰宅後に39・3度の発熱、息切れ、頭痛などの症状があり、18日に車で帰国者・接触者外来を受診した。同居家族2人に症状はない。

 県外に自家用車で勤務している桶川市の50代男性は、スペイン出張中の13日に悪寒があり、16日に帰国。羽田空港で検査を受けたが陰性だった。帰宅後は自宅内で自主的に隔離。16日に38・5度の発熱があり、18日に再度検査した結果陽性となった。

 志木市の70代の無職男性は18日に感染が確認された60代女性の夫で、7~15日にフィンランド、ノルウェーを旅行していた。

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