埼玉新聞

 

圏央道で車2台接触、1台から火 脱出できない運転手救出、死傷防ぐ 幸手消防署、会社員に感謝状

  • 佐藤署長(右)から感謝状を受け取る鈴木さん(幸手消防署提供)

 事故を起こした車から運転手を助け出したとして、埼玉東部消防組合幸手消防署(佐藤一博署長)は、宇都宮市の会社員鈴木寛明さん(30)に感謝状を贈った。

 2月28日午後7時40分ごろ、幸手市木立の圏央道で、乗用車2台が接触する事故が起き、うち1台が外壁に衝突して火災となった。現場を通り掛かった鈴木さんは、負傷して脱出できない運転手を救出して救護し、火災による死傷を未然に防いだ。

 表彰式は宇都宮市内の鈴木さんの勤務先で行われ、佐藤署長から感謝状を受け取った鈴木さんは「当たり前のことをしただけです。こうやって感謝状を頂けることはとても光栄に思います」と話していた。

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