中2女子にキス…新型コロナで休校中 教諭免職に 生徒から「キスしてもいいか」…教諭「その気になった」
2020/04/01/00:00
県教育局は31日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休校中に中学2年の女子生徒を呼び出しキスしたなどとして、県西部の公立中学校の男性臨時教諭(28)を地方公務員法に基づき、免職の懲戒処分にしたと発表した。30日付。同局は「被害生徒の保護のため」として教諭の氏名や学校名を公表していない。本年度の教員によるわいせつ行為は17件、懲戒処分全体では39件となり、いずれも過去10年で最多となった。
同局小中学校人事課によると、女子生徒は教諭が顧問を務める運動部に所属。教諭は同局の聞き取りに対し、「2月27日午前7時45分ごろに、体育館で生徒から『キスをしてもいいか』と聞かれ『頬ならいい』と答えた」と説明し、28日には再び生徒から「口にキスをしてもいいか」と聞かれ、互いにキスをしたと話しているという。教諭はその後、生徒と携帯電話のメッセージ機能でやりとりをして呼び出し、3月の臨時休校期間中に計5回、自家用車で生徒の自宅へ迎えに行き、車内で抱き締めたり、キスをした。
2人の関係がうわさになったことから、19日に別の生徒の保護者が学校側に教諭を部活顧問から外すよう依頼し、発覚した。教諭は「新しい環境でやりがいを感じられずにいたところ、女子生徒から優しくされ、その気になってしまった」などと話したという。
教諭らの不祥事が多発していることから、県教育局は新年度から総務課に不祥事根絶・行政監察担当を新設する。