埼玉新聞

 

慌てた女性客が異様…直感で銀行員、別室に招いて詐欺阻止 お金の使い道を言わない客も…通報し詐欺阻止

  • (左2人目から)武蔵野銀行鳩ケ谷支店の椿賢介次長、平山匡江さん=武南署

    (左2人目から)武蔵野銀行鳩ケ谷支店の椿賢介次長、平山匡江さん=武南署

  • (左から)川口信用金庫鳩ケ谷支店の山口聡副支店長、立木海渡さん、門井幸夫武南署長=武南署

    (左から)川口信用金庫鳩ケ谷支店の山口聡副支店長、立木海渡さん、門井幸夫武南署長=武南署

  • (左2人目から)武蔵野銀行鳩ケ谷支店の椿賢介次長、平山匡江さん=武南署
  • (左から)川口信用金庫鳩ケ谷支店の山口聡副支店長、立木海渡さん、門井幸夫武南署長=武南署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県警武南署は17日、武蔵野銀行鳩ケ谷支店と川口信用金庫鳩ケ谷支店、両支店の職員に感謝状を贈った。

 武銀鳩ケ谷支店の平山匡江さん(51)らは7月18日午後、高齢女性が「孫にお金を渡すので300万円下ろしたい」などと慌てた様子で来店したことを不審に思い、別室で応対し警察に通報。被害を未然に防いだ。平山さんは2月にも別の高齢女性の詐欺被害を未然に防止しており、感謝状を受けるのは2回目。「お客さまの大事な財産をお守りする仕事ができてよかった」と笑顔で話した。

 川口信金鳩ケ谷支店渉外課の立木海渡さん(24)らは7月14日午前、高齢男性から「息子に貸すため、これから500万円を下ろしに行く」などと支店に電話があり、使い道を言わないことを不審に思い、支店内で相談。警察に通報し、詐欺を未然に防いだ。立木さんは同信金入庫2年目で同支店が初の配属先。「地域とつながる金融機関として、きちんとご対応できてよかった」と振り返った。
 

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