埼玉新聞

 

大宮門街で“さいたま国際芸術祭”プレイベント開催 盆栽パフォーマンスも 今後はイオンや伊勢丹でも予定

  • 盆栽パフォーマンスを披露する広田敢太さん(右)と田口真人さん=26日午前、さいたま市大宮区大門町の大宮門街

    盆栽パフォーマンスを披露する広田敢太さん(右)と田口真人さん=26日午前、さいたま市大宮区大門町の大宮門街

  • 盆栽パフォーマンスを披露する広田敢太さん(右)と田口真人さん=26日午前、さいたま市大宮区大門町の大宮門街

 「さいたま国際芸術祭2023」(10月7日~12月10日)の会期前イベントが26日、さいたま市大宮区の大宮門街で開催された。大宮盆栽村の若手盆栽師による盆栽パフォーマンス、オリジナルうちわのワークショップ、市内アマチュアオーケストラ有志らの演奏会などが行われた。

 「藤樹園」(北区盆栽町)の盆栽師広田敢太さん(25)と人気ユーチューバー「盆栽Q」の田口真人さん(40)、日本盆栽協会インストラクター昼間徹夫さん(58)が、パフォーマンスを披露。広田さんが赤松の枝を大胆に切る剪定(せんてい)や針金かけを実践し、田口さんと昼間さんが解説した。広田さんは「短い時間の中、足を止めて見てもらえた。大宮盆栽の存在をもっと高め、認知度をより高めていきたい」と話した。

 会場ではチケット販売や購入者を対象に、ディレクターのサイン入りポスターなどが当たる抽選会を行った。会期前イベントは9月9、10日に中央区のイオンモール与野、23日に浦和区の伊勢丹浦和店屋上でも開催する。実行委員会の担当者は「参加することで、文化・芸術は敷居の高いものではなく、気軽に楽しめるものだと知ってほしい」と話していた。

 大宮区役所では関連イベントとして、「さいたまアーツナビゲーターになろう!」が行われた。参加者はアーティストから作品の解説の方法を学び、実践した。10月28日、11月18日、ナビゲートツアーを行う。市民プロジェクト・キュレーターの浅見俊哉さんは「受け身の芸術祭ではなく、自分の言葉で作品の楽しみ方を伝えることで、より魅力的な芸術祭になる」と語った。

 参加した中央区の広瀬牧子さんは「責任もあると思いますけど、さいたまの良いところを理解してもらえればうれしい。作品鑑賞は面白いし、実際にナビゲートして、いろいろな人の見方を知ることができるので楽しみ」と話していた。
 

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