埼玉新聞

 

オンラインショップ「KUMAGAYAiiiMONO(クマガヤイイモノ)」オープン 熊谷の魅力、全国へ

  • 熊谷市内の個性豊かな店舗を紹介するオンラインショップ「KUMAGAYAiiiMONO」

 熊谷市内の個性豊かな店舗を紹介するオンラインショップ「KUMAGAYAiiiMONO(クマガヤイイモノ)」が1日、グランドオープンした。商品の「モノ」だけでなく、それを生み出した人と一緒に体験する「コト」や「バショ」も販売。眠っている熊谷の魅力を掘り起こし、全国に発信する。

 オンラインショップはウェブ制作などを手掛ける地元企業「ジーイーエム」(川岸勝社長)が、市の個店連携補助金を活用して運営。2018年に開設した地域情報メディア「KUMAGAYALiFE(クマガヤライフ)」の人脈を生かし、3月4日にプレオープンした。地域貢献を目的としており、売り上げの一部はNPO法人や店舗に寄付される。

 老若男女の活動を「アート」と捉え、本・雑誌、音楽、絵・イラスト、衣服、雑貨、イベントをラインアップ。商品カタログではなく、人物に焦点を当てて特色や熱意を紹介しているのが特徴だ。「単純に商品を説明するよりも訴求力がある。何よりも、熊谷で頑張っている人のことを大勢に知ってもらいたかった」と、同社の柿沼博基さん(36)は語る。

 「コト」で扱っているのはは、ベーグル店の店主と「お茶できる券」(550円)、理容所で「髪をヒョウ柄に染めてくれる券」(1万3200円)、多角的なビジネスを展開する経営者との「ランチミーティング」(1650円)など多種多様。同社が販売者と購入者を仲介して実現する。「バショ」では、子ども食堂やひきこもり当事者交流会などを紹介しており、無料で利用できる。

 現在は10店舗ほどだが、将来的には100店舗を目標に規模を拡大していく方針。柿沼さんは「熊谷には魅力的な人がいて、いろんな体験ができることを知ってほしい」と呼び掛けている。

 KUMAGAYAiiiMONOのアドレスは(https://kumagayalife.com/iiimono/)。

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