<新型肺炎>1人死亡 62人感染…所沢、さいたま、川口、川越、越谷の保育士や大学生ら
県などは15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに62人判明、うち1人が死亡したと発表した。県内の死者は10人目。同日までに確認された陽性者は517人(チャーター帰国便者含む)になった。61人が既に回復し退院している。
県によると、県管轄では未就学児から90代までの男女計38人の感染を確認し、県内在住の70代男性が死亡した。死亡した男性の居住地などについては公表していない。
所沢市の社会福祉法人「皆成会」が運営する障害者施設関係では、利用者の50代女性と60代男性、20代女性の3人の感染を確認。同施設関係の感染者は13人となった。
同じ老人ホームに入所する入間市の80代の女性2人と90代の女性1人の陽性が判明。県は施設内感染の可能性の有無について調査している。いずれも草加市在住で同じ職場に勤務するパートの40~60代女性4人の感染も確認された。
さいたま市によると、感染が分かったのは20~70代の男女15人で、保育士や医療職の女性も含まれている。市立病院看護部の集中治療室(ICU)病棟に勤務する20代女性看護師の感染も確認された。
川口市によると、感染が判明したのは20代の大学生男性、80代の無職男性、市保健所の職員2人、30代のスリランカ国籍の男性の5人。
保健所職員は40代男性(事務職)と50代の保健師で、コロナ対策を担当する疾病対策課員。2人ともすでに陽性が確認されている別の職員の濃厚接触者として自宅待機中だった。同保健所は計5人の感染が判明、自宅待機は19人になっている。
川越市によると、感染が判明したのは富士見市の会社員の40代男性、川越市の自営業の70代男性と娘の40代女性の3人。父娘はすでに感染が判明している母親の家族。
越谷市によると、感染が判明したのは市内在住、都内に通勤する50代の会社員男性。症状は軽症という。