埼玉県教育委員会は5日、わいせつな動画を交流サイト（SNS）に投稿したとして、久喜市立砂原小学校の教諭（27）を免職の懲戒処分とした。

　小中学校人事課によると、教諭は今年3月7日、短文投稿サイト「ツイッター」（現・X）の匿名アカウントで、自身が自慰行為をしている約20秒の動画1本を投稿し、アカウントが凍結される同月11日までの間、不特定多数の者が閲覧できる状態にした。

　7月6日にわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで、サイバーパトロールを行っていた岐阜県警が逮捕。同日、岐阜南署員が同校を訪れ、発覚した。

　教諭は匿名アカウントで、自身が小学校教諭であると明かした上で、小児性愛者と偽り、女児との性交をほのめかす投稿なども行っていたが、学校の児童や教職員に対する聞き取りでは、児童への被害などは確認されなかった。

　教諭は県教委の調査に対し、投稿は「承認欲求を満たすためだった」として「浅はかな行為をした。深く反省している」と話したという。