埼玉新聞

 

<新型肺炎>消毒液500リットルに感謝、狭山の会社が市に寄付 小学校、学童、保育所など活用へ

  • 高橋俊夫社長(右)から消毒液を受け取った家内通好校長(左)と児童=15日午前、狭山市南入曽の市立山王小学校

 新型コロナウイルス感染拡大防止に役立ててほしいと、狭山市北入曽に事業所がある東亜ディーケーケー(本社・東京都新宿区、高橋俊夫社長)は、消毒液500リットル(次亜塩素酸ナトリウム活性水)を狭山市に寄付した。同社の高橋社長が市立山王小学校(家内通好校長)を訪れ、家内校長と児童4人に消毒液を手渡した。

 同社は、産業用ガス検知警報器や医療関連機器などを製造する総合計測機器メーカーで消毒液を作る装置も製造している。消毒液の販売は行っていないが、製品の出荷検査の際に消毒液ができることから、市に寄付を提案したという。

 高橋社長は「アルコールの入手が難しくなる中、有効活用してもらおうと寄付した。安全に過ごしていただくための一助になれば」と話し、消毒液を受け取った家内校長は「学校でも消毒液が手に入らない困った状況にあった」と感謝し、お礼に特別支援学級の児童が作ったカレンダーを手渡した。

 今回寄付された消毒液は、臨時休校中に自宅で一人では過ごすことができない児童を預かっている市立小学校15校や学童保育室16か所、保育所などで活用される。

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