<新型肺炎>12人感染…所沢、川越、越谷、草加など 川口工業総合病院、済生会川口総合病院で新たに
県などは20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに12人判明したと発表した。同日までに確認された陽性者は686人(チャーター帰国便者含む)になった。78人が既に回復し退院している。
県によると、県管轄で感染が判明したのは、草加市の10歳未満~40代の男女など5人。草加市の40代の会社員男性と10代の学生女性、10歳未満の男児は15日に陽性と判明した40代のパート従業員女性の同居家族。男児は発熱、10代女性は嗅覚障害、40代男性は吐き気を訴えていた。
19日に感染が確認された所沢市の30代無職男性は既に感染者が確認されている社会福祉法人「皆成会」の入所者。同法人の関係者で感染が確認されたのは20人になった。
これまでの県内の感染者のうち、重症は現在14人。軽症や無症状で自宅待機している人は20日午後6時時点で370人で、県が確保したホテルで療養している人は20人。感染症指定医療機関の入院者は90人、一般医療機関は96人。
さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む40代と50代の男性会社員2人。いずれも軽症で入院する予定。感染経路はいずれも不明としている。
川越市によると、感染が判明したのは20代女性。11日から鼻に痛みや臭覚障害が現れ、17日に医療機関を受診していた。感染経路は不明で、同居の家族はいない。入院中で状態は安定しているという。
越谷市によると、感染が判明したのは八潮市の80代男性。14日からせきなどの症状が現れ、18日に医療機関に搬送された。重症で現在入院している。家族5人と同居しており、家族に症状は出ていないという。
川口市によると、新たに陽性が確認されたのは川口工業総合病院の40代看護助手の女性(市内居住)、済生会川口総合病院の看護師の30代男性(市外居住)と同病院の看護師の30代女性(同)の計3人。
感染者は工業総合病院が計7人に、済生会病院は計10人になった。両病院とも初診の外来診療、救急患者などの受け入れを中止している。