埼玉新聞

 

伊奈町長選、現職の大島清氏が無投票再選 今後の50年へ極めて大事な4年間「責任の重さ感じる」

  • 大島清氏

 任期満了に伴う伊奈町長選は21日告示され、無所属で現職の大島清氏(71)=自民、立民、公明、国民推薦=のほかに立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。大島氏の無投票当選は初めて。

 大島氏は同日午前10時前から同町寿の自宅選挙事務所前で出陣式を開き、第一声を上げた。新型コロナウィルスの感染拡大防止のため規模を縮小し、集まった約50人の支持者らはマスク姿で間隔を空けて立ち、大きな声を出さずに応援。その後、選挙カーで町を回った。

 選挙管理委員会から連絡が入り無投票当選が決まると、大島氏は取材陣に「すごくうれしい。最初と違って2期目の方が責任の重さを感じる」と気持ちを引き締めた。今年が町制施行50年を迎えることに触れ、「伊奈町の今後の50年に向けて方向づけをする極めて大事な4年間になると思う。近隣の都市との連携を強めることで、この小さな町をさらにステップアップさせたい」と力強く語った。

■大島清氏

【略歴】(1)町長(2)商工会事務局長、上尾警察署協議会長、会社役員(3)中央大(通信)中退(4)伊奈町(5)寿

【公約】(1)災害に強いまちづくり(2)近隣市との河川、消防、道路、観光、教育の広域連携(3)産業の振興と健康長寿のための福祉(4)教育環境の充実(5)国際化対応の人材育成

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