埼玉新聞

 

<新型肺炎>自宅待機の男性死亡 連絡取れず…父親が自宅訪れ発見 軽症と判断、体調悪化で入院を準備

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は22日、新型コロナウイルスに感染し、軽症者として入院しないで自宅待機していた県内の男性が21日死亡したと明らかにした。

 関係者によると、亡くなったのは白岡市の50代男性。21日午前、男性の父親が連絡の取れなくなった男性の自宅を訪れたところ、倒れている男性を発見。病院に搬送されたが死亡が確認された。

 県によると、男性は1人暮らし。38度台の発熱や味覚障害などの症状があり、PCR検査を受けたところ、16日に感染が確認された。軽症と判断され、保健所との相談の上、自宅待機していた。

 しかし20日夜、保健所との電話連絡の際、体調悪化が認められ、翌21日に入院する方向で準備が進められていた。

 県内では陽性が確認された感染者のうち、22日午後6時現在で約半数の349人が自宅待機している。

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