埼玉新聞

 

<新型肺炎>手作りマスク、ハンドメード作家らが販売 感染症対策の一助に技術結集 23日も販売

  • JR東浦和駅前での初回販売の様子

 さいたま市内のハンドメード作家らで構成する「さいたまのつくりての輪」のメンバーらが有志で結成した「ハンドメイドマスク友の会」が19日、新型コロナウイルス感染症対策の一助になればとJR東浦和駅前で手作りのマスクを販売。地元住民らがマスクを求めて長い列を作った。価格帯は400円から1000円で今回は約300枚を販売した。

 場所は東浦和駅前改札を出て右すぐの東浦和パーキングのたばこ店前。同オーナーの利根沢啓造さん(73)は「前日の張り紙の告知だけでこれだけ人が並ぶとはすごい反響。マスク不足を実感せざるを得ない。今後も場所の提供に協力していきたい」と期待を寄せた。

 マスクは裁断・縫製・アイロン・梱包(こんぽう)のすべてがハンドメイド。ガーゼ、さらしも入手困難で綿の生地など、着け心地が良いものなどを採用しているという。同会の杉田智英子さん(59)は「有料での提供なのでクオリティーが高いものではなくてはならない。使い捨てマスクが入手できずに困っている地元の方のために、技術を結集して1枚でも多くお届けできれば」と力を込めた。

 次回販売は23日午後5時から同場所で。問い合わせはchi.takoashi@gmail.comへ。

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